日々のこと

2003年07月01日(火)
葛布帖


かねてから手に入れたかった、葛布帖と言う本が届いた。静岡に古くから伝わる「葛の布」の105種布見本が収められている。民芸運動の柳宗悦氏の勧めで、外村吉之介氏(倉敷民芸館の館長)によって製作された。
昭和13年初版が出版されたが日々所在が不明になり、再版の要望も有ったが再度55年に「初版」として出された背景には、当時と同じ良質の葛布の再生がすでに難しくなっていたからだそうだ。今から30年以上前の事だ。

木綿以前の繊維がごく身近な植物だった事を知ってから、葛や藤やカラムシでどうやって糸を作るのか、参考書は無いのかと探しまわって「葛布帖」と言う本がある事を知ったが何処を探してもみつから無い。古本でしか手に入らないと言う事も知らなかった。そんな時雑誌で見た、矢谷左知子さんと言う方の「草の布」集められた「草の糸」に心を奪われた。そして矢谷さんが糸作りの参考にされている本の写真、、「葛布帖」の黄色い表紙。ああ。。これが探していた本だったんだ。

それから倉敷の民芸館に電話で問い合わせて、古書で探せば時々出ているらしいと言う事を聞き、早速ネットの古書屋を探した。昭和55年で15万円の本。。一体幾らだろうと不安になったけど外箱が少しよごれていたので8万円ちょっとで出されていた。それでも、こんなに高い本は始めてで、しばらくは思い悩んだけれど、2日にらみ続けて決心した。

そうして、百五十冊 其第 八一 番也 が私のもとに届いた。



2003年07月01日(火)
型染めの小布


葛布帖にはもう一つうれしいおまけが有った。それは葛布に染められた芹澤けい介氏の型染めの小布と、草木の色の表紙の布と題字。

〜糸、染、織、布、そして染〜

全てがひとつにつながり是にある



2003年07月01日(火)
それから


今日は、赤崎小学校の5、6年生の2名が先生と一緒に染め物の勉強にやって来た。始めてならやっぱりタマネギかな?と。。私も久しぶりにタマネギの染めを楽しんだ。あいかわらずどうやっても良く染まる。でも、あらためてこうしてみると、楽しさがにじみ出てくる様な色だ。。たくさん煮出したので、皆が帰った後で糸も染めた。こっくりとした金色になった。



2003年07月03日(木)
梅を漬けました。


雲さんの梅は干さないので「梅漬け」しそも入れないので、「梅白漬け」かな。作り方は、梅の一割の塩と1キロに50ccくらいの度数の高い焼酎。

瓶を少しの焼酎で消毒して梅と塩を交互に入れて最後に焼酎を入れてふたをして瓶を振って梅に塩をまんべんなくまぶす。で冷暗所に置いて、時々揺する。(重しをしないので梅酢が上まであがらないため)

少しなら干さないのもフルーティーで、なかなかいいものです、たくさんつけて日持ちを良くしておきたい時は、土用干しをします。



2003年07月04日(金)
紡糸車


織り機のおまけ。
飾って良し
使ってよい



2003年07月05日(土)
さて畑は。。


茄子は2個目を収穫したがまだまだこれから。蜂が蜜を吸いに来る。



2003年07月05日(土)
さて畑は。2


冬瓜の花。。。カボチャとか、ズッキーニとかと一緒だわね。なぜに夏になるのに、「冬・瓜」ナノだろう。。

トマトはまたもや、葉が黒くなって枯れそうだ。



2003年07月08日(火)
ハーブの利用


ハーブが畑ですくすくとのびているので、何か簡単でとっておきは無いかなあと思っていたら、自家製ハーブの手作りアロマを発見。これがまた簡単でしかも美しい。写真はハーブのウオッカ漬け(実は残ってた焼酎)。台所の窓辺において十分エキスが出たところで取り出して、洗濯物に入れたりスプレーしてリネンウオーターのように使ったり、キッチン用洗剤に入れたりして家事の時にも良い香り。一番やってみたかったのは、塩漬けのポプリ。
詳しくはココ↓7月4日の放送分生活ホットモーニング。
http://www.nhk.or.jp/hot/onair_old/index.html



2003年07月09日(水)
織り機枠組み


ざっとこんな大きさです。小振りながら組み立てると、かちっときっちり組めてぐらつきが有りません。「心臓部」がまだ設置されていないのは部品不足です。絣の木綿用の「ろくろ式高機」です。気短な私ですが、この機を見ていたら、「丁寧に気長にやりましょう」と言う気持ちになれました。



2003年07月15日(火)
1週間も空いてしまった。


久しぶりに書く日記。ちょっと、こ難しい用事が多かった。中でも、再設定のCGI二はテコヅッタ。原因が分かると、今までの時間は何だったのだ。と空しくなる様な内容ばかり。とにもかくにも、今までの不都合も解消された、New!Diaryの完成です。
アトリエ麒麟の□Diary□

ところでこの写真、我ながら妙に気に入っています。麒麟の卵。



2003年07月18日(金)
久々の海


16日は久しぶりの太陽が顔をのぞかせていて、夕方に犬と私の散歩に海に出かけた。この海でこんな夕焼けを見るのは始めてかもしれない。カメラの代わりに持ち歩いている携帯でパシャパシャ撮る。同行していたのはしろ。動くな#!と叱られ、一寸迷惑。



2003年07月18日(金)

まあるく窪んだ海岸の右側



2003年07月18日(金)



太陽を背に受けて、白と私の、長い影。



2003年07月19日(土)
momo

今日は、おかげさまで母が退院した。帰りに実家によってくつろぐ。ふと飾りダンスに目をやると、ああ、、もうこれを出す季節なんだ。。
青白磁の、桃の置物。もう何十年も前から、私はこれを、虎視眈々とねらって居る。



2003年07月20日(日)
赤紫蘇ジュース


今日は海の日、で浜坂の「川下祭り」
何処の海もキャンプや海水浴で大にぎわいらしい。いつもは、あんなに人っ子一人居ない田井の浜も、駐車場は満員だと言いながら、雲さんは海に潜りに行った。私は昨日からの続きで、しぞジュースを作ってる。

知り合いのおばさんが、ござ一枚分(解りやすいかな?)でくるめるほどの量の紫蘇を下さった。葉っぱと茎を分けて計るとおおよそ2kgほどになった。一寸乾いてしまったから、2,5kgくらいは有るかも。これで一升瓶4本くらいの濃縮ジュースが出来る。葉っぱをぐつぐつにて色が代わったら取り出す。あとは分量のクエン酸と砂糖を入れ少し煮詰めてさまして出来上がり。クエン酸は夏バテによいし、紫蘇もよい。

残った茎も染め物に出来るほどの量が有り、葉っぱも、1番液はとった物のまだ色が有りそうだし、これをほっておいては罰が当たる。かなあ〜。
長雨のうちに、めんどくさい病が再発していた。



2003年07月22日(火)
バスに揺られて

今日は榎並和春さんの個展の最終日。20日の海の日のスコールの様な大雨がおさまるのを待っていたら、結局最後の日になってしまった。兵庫県に居ながら、神戸には殆ど行った事が無い。そのため直通の高速バスにも始めて乗る。
駅から汽車に乗って出かけるのとちょっとちがって、道ばたのバス停から乗るバスは、ちょっとそこまでの感じが、なんだか新鮮だった。汽車だと、仰々しいゲートをくぐらなくてはいけないし、車ではつい重装備になってしまう。でもバスって、隣の街にちょっとお買い物と言う感じで、気軽で身軽なんだ。。。とは言っても3時間半座りっぱなしはちょっとお尻が辛いぞと思いはじめた頃に三宮に到着。

駅まわりをぐるぐる回って地図で現在地を確認したけど、最近めっぽう方向に弱くってさっぱりだ。動物的感(におい..)をたよりに動く。目指す場所はすぐ見つかって、近くに行くと正面にDMと同じ小さな看板が出ていた。右手にギャラリーのガラスのドアが有って、ぼーっと眺めていると、「いらっしゃいませ」と招かれた。はるさんはすぐに解ったけど、ちょっと照れくさくて、しばらく黙って作品を見ていた。茶色の美しい木の額に麻の布のふち。画像で見なれては居たけれど、実物はもっと立体的で不思議な質感が有った。ほどなくして声をかけた下さったはるさんに、自己紹介をして、明るく招き入れて下さった声の持ち主の奥様ともご挨拶を交わし、お茶をごちそうになった。

ギャラリーはこじんまりとしていて、そこに合わせた小さな作品が何やら楽しそうにもの言いたげだった。季節がらか、「白」の色の入った物には殆ど赤い印が付けられていた。はるさんの「白」にはちょっととくべつなかんじがするのだよな。。。などとぼんやり思いながらお茶をいただく。いつまでもお話ししていたい、居心地のよさだったけれど最終日でお忙しいのだと気が付いてご挨拶をしてお別れした。

京都に行こうと阪急に向かったのだけど、人の山と京都の暑さを思うとちょいと足がすくんで、まだ間に合う帰りのバスに向かう。ちょうど読みたかった本を1冊持って来ていたので、帰りは久しぶりの読書の時間にしようと思いバスに乗る。人もまばらなバスの中での読書は快適で、すっかり「ドイツ魔女街道」を旅している気分になった。春さんの個展の案内をしおり代わりに。甲府と言う土地も遠いところではなくなった、、かな。。。
あっという間に湯村に到着していた。



2003年07月25日(金)
枯れる


草木で染めた糸を、空気にさらして「枯れさせる」のだそうだ。染まったばかりの若々しい、みずみずしい色はそれはそれで美しいけれど、いずれは変わる。しっくりなじんで動かなくなるまで、じっくりと枯れさせて、それからやっと織りはじめる。

柿渋では必ずそうするのだけれど、他の色も同じなんだな。科学の色は時間とともに色あせて行くけれど、天然の色はその全く逆なのだ。そう言う事を五感で感じられるようになるまでには、あとどれくらいかかるのだろう。

染めて溜め込んだ糸を織りはじめられないでいるのは、織に自信が無いからなのか、せっかくの糸を「わや」にしそうで恐いのか。。。迷いが無くなるまでは、枯れさせて居るのだからと言い聞かせる。

古い藍の絵付けの器、良い色をしているなぁ。



2003年07月26日(土)
こんなところに、富士山


なんとも大らかな富士山だわ。静岡と言えば。。。

掛川の葛布の、ワークショップには参加できなかったけれど、「丹波布伝承館」で綿紡ぎから織までの行程を教えてくれる短期講座の募集が有ったので早速申し込んだ。浜坂から2時間弱で行ける青垣町は、この伝統の織の保存に力を入れている。。お盆とお彼岸の間の週末3日+3日の計6日間の約30時間。(どうぞ急用が入りませんように。念念...)糸車も織り機も、これでやっと動くめどが付いた。とにかく見るだけでも良いと思っていたから、教えてくれるなんて夢のようだ。一番知りたかった綿紡ぎと糸車の使い方を教われる事が、何よりうれしい。

ところで、青垣町は神戸に行く途中に有る。バスにゆられながら、この道を覚えておこうと外ばかり見ていた。不思議な物だ。その時はまだ講座が有る事を知らなかったのにね。。。高速バスを乗り継いで、静岡にも安く行ける事も知ったので、何時か葛布もと。。バスで移動したおかげだ.

(地名を打ち間違えていたので修正しました)



2003年07月27日(日)
夏休み


そう、夏休みなのだけれど、近くの子供が遊びにくるのは、なぜか土曜と日曜.今日は、高校生と小学生のTくんとYくんが遊びに来た.玄関の土間に机らしきものと、居酒屋さんからのお古の椅子を置いていていつもそこでトランプをしたりおしゃべりしたりして過ごしている.

壁際に花瓶や本を置くのに、木の棚を置いているのだが、この梅雨で、恐ろしくカビが発生してしまっていた.「かびがすごいねえ」と私.「棚の物をおろして洗ったら?てつだったげるけぇ」とT、Y君..(おや..めずらしく手伝うなんて言ってる.どうせ後のおやつめあてだろうが...今日は良いお天気、これを逃す手は無いぞ)としばし考える.今日は染め物をしようと思ったのだけど棚のカビを洗い落として、防カビ防水のために柿渋と塗料を塗る事にした.

庭に広げ私は棚に柿渋を塗り、2人は古い椅子に色を塗る.いいお天気でさっさと乾いた.柿渋も、塗った端からいい色になっていった.



2003年07月28日(月)
もりあおがえる 改め シュレーゲルアオガエル


昨日の事、棚を塗り終えて片づけをしていたら、布団干しに「かえる」を発見.その筋に詳しいY君を呼ぶと見るなり「もりあおがえるだ」と言う.やっぱりそうなんだ...急いでカメラを取りに行く.上から、横から、斜めから、前からずいぶん長々とカメラを向けていたが、ちっとも逃げようともしない...そうなんだ、この蛙はこんなやつなんだ.カエルがあんなに苦手だった私がこうやって向き合う事が出来たのもこの蛙のおかげだった.

ひし形の体にうしろ足がきっちりおさまって、前足も胸の辺りに片付けてじっとしている.じっと見つめると、さり気なく目を伏せ、またじっとしている.蛙に癒されるとは、一寸前までは考えられなかった事.まだ小さくて1.5cmくらい.大丈夫な方は正面の顔.

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と書いたのですが、モリアオガエルのHPを作っていらっしゃる、福知山の、大興寺と言うお寺の和尚様に、がぞうとめーるをさしあげた所、ご返事を下さいましたので、ココに記して置きます
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こんにちは、初めまして。メ−ル有難うございます。

モリアオに、こよなくはまっている和尚、有賀祖道です。画像拝見しました、この種はモリアオと同じアオガエル科の「シュレ−ゲルアオガエル」です。 モリアオとよく似ているので間違いやすいです。白い卵塊を田んぼの畦の地中に産卵します。鳴き声はモリアオと全く違います。シュレは江戸時代にシ−ボルトがオランダに持ち帰り、シュレ−ゲル氏が命名した経歴があり、昔はモリアオとシュレは同種に分類されていましたが、交配受精しないことから別種とされています。シュレは北海道除く全国に分布していますが、兵庫県では絶滅種レッドデ−タ2に指定されているのでやはり大切にしなくてはならない生き物です。

モリアオは本州、佐渡ケ島に生息している種、特に日本海側に多いのが特徴です。 モリアオは産卵時期のみ、森林から産卵池に降りてオスが盛んに鳴き、メスにラブコ−ルします。産卵後メスは速やかに森へ帰りもとの樹上生活に戻ります。オスも産卵時期が終われば森へと帰ります。オタマからカエルに変態した「子カエル達」はしばらく池周辺に隠れています。ほとんどのモリアオは人目に触れる場所には生息していないので人間に発見されにくい種であります。

http://www.moriao.com/の私のHPに流れる優しい鳴き声がモリアオです、もう1つ間違えやすいアマガエルは、小さいですが強烈な大声で鳴きます。今、モリアオはやっとオタマからカエルに変態する時期です、我が宅も水槽で人口孵化していますが、やっと3匹カエルに変態しました。

貴重な生き物に、関心を持っていただき嬉しく思います。これからも宜しくお願いいたします。
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と言う事でした.
カタカナの名前なので外来種かと思ったら日本固有種だということです.シーボルトさんもきっとこの愛らしい姿に癒された事でしょう.ね?
大興寺の和尚様、ありがとうございました.




2003年07月31日(木)
ごそごそと


動き始めたけど、もうすぐ8月.なのに戻り梅雨.私の場合、ばたばたと8月は過ぎてお彼岸までまっしぐらなのだ.そうなると.もう秋だね.

やっと織りはじめた物が何になるかはどうも未定だ.これもまた料理と一緒で、肉じゃがが、途中でカレーになったりするように、、だ.



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