日々のこと

2003年03月01日(土)
弥生


1月には咲くはずの水仙が、ここのところ一気に花を咲かせています。この前届いたTSUKIKOさんの小さいけれどすっしりとしたこの器には一目見てこの花を生けたいと思いました。野の花を生けるとき、白洲正子さんの言葉をいつも思い出します。「どう生けるのかは、器が教えてくれる」と。



2003年03月02日(日)
2月末に終えるはずの青色申告、確定申告がソフトの不調で大幅におくれて、此処のとこ、いつ眠ったのか何時起きたのか、朝か夜かの境のない毎日です。せっかくのM’sさんの鳥取での展示会にも行けず。。この場を借りてごめんなさい。

そして今日の朝、町に暮らす19歳の2人の若者の訃報が届きました。多くの方の「死」につねに関わっていますが、100歳近くで大往生される方もいらっしゃる中で、この様な若者の死を知らされることは、なんとも言い様のない刹那さで胸が一杯になります。ただただ、祈るばかりです。



2003年03月03日(月)
おひなさま


こちらでは、ひな祭りは旧暦に行われますが。最近ではこの3月3日におひな様を出し、4月3日まで飾っておく家庭が多いようです。実家では私たち3姉妹が嫁いだ後も母はこうして少しだけおひな様を飾っています。写真は数年前の物。後ろの軸は「桃源郷」。普段はがさつな父が母の出したおひな様に、花を生け軸を飾ります。今年は出せそうにもないからかわりに此処に。

お内裏様とおひな様は母がお嫁に来た時にもって来た物です。娘には持たせてくれなかったな。。とぶつぶつ。ま、誰かも言ってたな「私は万年おひな様」って、そうそうそう思うことにいたしましょう。

ただなんだか数が少ない。。どうしたのと聞くと、子供達がさんざんおもちゃにしてついにぼろぼろに。。川に流してあげたそうです(かすかに記憶に有ります)特に私だったそう。。桃の花が咲くのが楽しみです。



2003年03月04日(火)
黄連


おうれんが満開。「キンポウゲ科の常緑多年草。山地の樹陰に自生。早春,花茎を出して白い小花をつける。根茎を健胃剤などとする。薬用に栽培もする」だそう。近くには秋にセンブリも咲く。竜胆も苔の庭のあちこちに芽を出す。これらは全て漢方薬となる。先人の豊かな暮らしの知恵が、大切な事を思い出させてくれる。



2003年03月09日(日)
春告げ鳥の予行演習


朝早く和尚さんを京都へ送り出し、そのままストーブの前でうたた寝しているとまばゆいばかりの朝の日差しに目がさめた。一体どうした事か,さっきまで牡丹雪が降っていたのに。。。強い風に雲も雪も塵ももろとも吹き飛ばされたようで、強い太陽の光がいたいくらいだった。夕べもまた夜更かしして居てどうにも体がだるので、そのまんま紫外線にさらされながらうだうだしていると、なんともへたくそな歌が聞こえて来た。「ケッケキョッケッキョキョッキョッキョ」歌の練習が今年も始まったみたいだ。さてと、とうとう本格的な春がやってくる。やっとこさ起き出して、声の主を探しに出かけた。川沿いの小道の途中に有る大きな桑の木を見上げると澄んだ透明な空が見えた。



2003年03月09日(日)

「でかけた」とさっきの日記で書いたけど、こんな山の写真を見たらハイキングにでも出かけたみたいなのだけど正しくは、つっかけでちょっと裏に出てみただけ。行って帰るまでものの5分とかかっては居ない。これでは運動不足になるはずだわ。これではあんまりなので、表に回って庭の偵察に。まだまだ土は堅くて寒そうだけど、木の肌の苔から若い芽がふきだしてた。こうして地道に大きくなって行くんだな。。とつぜん「ホケキョ」と聞こえた。少しうまくなったみたいだ。



2003年03月10日(月)



みんな枯れてしまっても、苔だけはこうしてみずみずしい緑色をしている。長い間雪の下敷きになって茶色に変わっていても、雪が解け光に当たると嘘のように再生する。夏、水がなくてからからに乾き、日に焼けた様な茶色に変わっても、水をかけたとたんものの5分もしないうちに緑のじゅうたんになる。目に見えて大きくはならないし、きれいな花もないけれど、連綿と続く命の力に皆心ひかれるのだろうか。



2003年03月11日(火)


ちょっとだけ高台にあるので、寒いのか、椿もまだあまり咲いてはいないので、苔ばかり撮った。こうして並べてみてみるといいもんだ。しばらく苔ばかり撮ってみようか。。。

今日はBS2で「夢千代日記」を4話一度に再放送していた。4話だけ見ることができた。懐かしくて、ついつい見入ってしまった。浜坂の駅、海と湯村温泉を見ることができます。
テーマ音楽や挿入曲がなんとも暗いのは時代を感じさせるけど、とっても正統派の吉永小百合さんに対して、きききりんさん、緑まこさん、等などの脇の俳優さんとの対比がアンバランスでちょっといい。きりんさんや、秋吉久美子さんの、(すっかりなじんだ)なんとも愛らしい方言が妙にうれしい。昔は鳥肌が立つほど、恥ずかしい様なくすぐったいように思えた方言。鉛色の暗い空も、海も、濁音の多い方言も。今では好きになっっていた。

「こんな田舎で恥ずかしい」という人がいる。もったいないね、どこかの湖のそばにできた宝石の美術館や、最近破産した異国の町並み。人の暮らしていない日本の中の異国の地。こんな物を作ってしまう意識の中に「こんな田舎で恥ずかしい」の心が見える気がするんですが。。

話がそれました。「夢千代」を語り各地を回る吉永さんの反戦へのメッセージに答えた今回の放映だったのでしょうか。





2003年03月14日(金)

今日の様な良いお天気には、苔の緑が美しい。地面と同じ高さになってカメラに納めた。虫の気持ちで見た苔は、美しい森のよう。



2003年03月16日(日)
苔の月

地衣類の頁を見つけて、昔の写真を引っ張り出してみた。2年ほど前、月の事ばかり考えていた頃、苔の月を見つけた。2年経っても、そんなに大きさは変わっては居ない。何時から此処に生きてるのだろう。

今さっき、お墓の掃除を半分ほど終えた所で、帰ってお昼。ぽつぽつ雨がきた。そういえば霜が消えかかった遅い朝、ちょっと雨のにおいがしていた。わたしの低い鼻も捨てたもんじゃないな。。。。お墓の掃除が楽しいのは、きれいにもっこり、むっしりと生えた苔が有るから。軍手をして手でそっとなでるように掃く。そして石に模様を作るいろいろな地衣類。地の衣かあ。



2003年03月18日(火)
彼岸の入り


今年の「お説教師」様のお世話をする当番の年。で、お昼のお食事には、麦とろろごはんと、山菜の天ぷらをお出ししたら、たいそう喜んで下さった。ふきのとう、つくし、こごみ(10cmくらいになっていた)ワサビの葉。菜の花のからし酢みそ和えと、ワサビの葉のしょうゆ漬け。

今日はよく晴れていて、村のおばあさん達が20人も。中には初めて会うおばあさんがいて「○子がいつもおせわになっています」と挨拶をして下さった。よく遊びにくる女の子のおばあさんだった。こういう出会いがいちばんうれしい。欲を言えば若いお母さん達が来てくれると、さらにうれしいのだけど。

写真は、銀杏に生えたビロードの苔。緑が美しい。この日は満月。アメリカはこの最も危険な日に、暴走をはじめた。



2003年03月19日(水)
空中珊瑚

勝手に命名しました。正しい名前では有りません。

地衣類のなかまです。今日こけ類の図鑑を注文しました。地衣類の仲間の事ももうじき詳しく解るでしょう。海の「のり」が「海の苔」と書くように、こけの仲間は海藻ににた物がとても多いのです。この「空中珊瑚」も海の中をのぞいている様な錯覚に陥ります。

昨日のアメリカの発表の後の一般人へのインタビューの中で、一人の少年が言った言葉。「大量破壊兵器が、こわい」と。自爆しようとしてるのは、本当は。。誰なんだろう。



2003年03月20日(木)
ふうらん


苔を探していて、ふうらんを見つけた。何時だったか、風に飛ばされて庭に落ちていた「ふうらん」を紅梅のめくれた幹の間に置き、すっかり忘れていた。私はこの花を未だ見た事がない。高い黄の幹に根を下ろし花を咲かせると、姿は見えずともいい香りがするそうだ。



2003年03月21日(金)
いにしえの


誰の、何時の物なのか、もう誰も知らない。「ごぉりんさん?」ちょっと形が違うし。何か足りないのかもしれないし、なんども倒れて順序が違うかもしれないし。石も雨に削られて、ただ、ただ、苔だけがもくもくと生きている。



2003年03月21日(金)
ののさん


掃除にくれば必ず付いて来て、じゃれるでもなくそばで遊んでいる猫。ふと顔を上げるとこんな所に。いちおう「こら!」と言ってみる。びっくりの顔をしているけれど聞きやしない。不謹慎だと叱られるかな。おこらんで下さい。猫も寄り添い、苔やちいさな花が生きている墓石は、どんな方が眠っているのかは存じませんが、なんとも言えずあたたかい。



2003年03月22日(土)
ふかふかの


厚さ10センチもある苔の中から、毎年おんなじ葉っぱが顔を出す。あんまりしゃんと生きてるので、毎年抜けないでいる。

今日は、苔図鑑が届く日。



2003年03月27日(木)
原色日本蘚苔類図鑑


理学博士3名の方による400ページにおよぶ図鑑。そのうちカラーの詳細画は24ページ。。。。寝る前に読むと良い睡眠薬。春は外の気配が何かと忙しく、ゆっくり落ち着いて本を読む時間がない。ところでもう一冊購入したのが「校庭の苔」野外観察ハンドブック。鮮明な写真に解説が付いている。校庭って言うくらいだから、小学生から身近な苔を学習できる様な教材だ。まずこれからだなあ〜と、分厚い図鑑を眺めている。。。ハ〜。。エキスパートへの道は険しい。



2003年03月28日(金)
かたくり


キウイの日陰に一昨年植えた「カタクリ」の花が今年初めて開花した。この土地を少しは気に入ってくれたんだ。が、しかしややこしい所に植えてしまった。キウイの棚は昨年の雪で無惨にも、崩れかけ。鉄柱をくくり付けて棚にしていた物で私の力ではびくともしない。表はきれいな庭でも裏に回れば荒れほうだいでは、なんだか申し訳ない。
ところで今朝裏の畑で狐を見つけた。3ねんぶりだな。花も白もなぜか吠えない。たぬきには凄まじく吠えるのに。。友達なんだろうか?



2003年03月28日(金)
藍日記


26日に蔵の前の畑に一畝藍の種を蒔く。夜は霜が降りるため上に藁をしく。今日は残りを蒔こうと畝を作ったが横のキウイの蔓がのび放題で、少し整理をしていたが、ややっこしく巻き付いた蔓を切るのにずいぶん時間がかかった。結局暗くなり、種まきは持ち越した。



2003年03月30日(日)
山桜がさいた。



キーワード



日記ログ

メッセージ
染や織や
艸soh の日々のこと
shiromuku(fs)DIARY version 1.03