11月3日 達磨忌 折詰-Bento

Bento ファイルメーカー社のBentoと言うソフトは弁当が名前の由来なのだよね。
さて達磨忌の弁当箱の中身は。。

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【天ぷら】さつま芋 カボチャ ピーマン 昆布、昆布はカラッと揚がってない。一度濡れたら必ず乾かしておかねば、からりと揚がるまですごく時間がかかる。一品キノコをおひたしにまわしてしまい4品になる。来年は5品にする事。 煮豆白花豆の煮豆は圧力鍋てふっくら煮る。皮が硬いので漬け時間は長めのほうが良い。 納豆昆布和えもの(漬け物?)納豆昆布と切り干し大根と人参を醤油味で和えたもの。学生時代山形の友人がときどき作ってくれたのを思い出し作ってみる。 カボチャ煮、蒟蒻甘辛煮カボチャを3個か蒟蒻を奇数にすること。「2コ2コ」ということで今回はよしとする。 金平牛蒡斜め切り千切りで程よい細さで早く切れ大きさも揃い味もよし歯ごたえもよし。牛蒡が固い時は煎り煮の水分を多くする事。 長ひじき煮物長ひじきは食べ応えが有るが素材にムラ有り。戻し時間が長いと柔らかくなりすぎるので注意。 小松菜としめじの胡麻おひたし彩りを考えて急きょ追加。天ぷら用のしめじをまわしておひたしに。秋らしい和え物になった。 酢芋茎今年は千本芋茎をたくさん頂いたので何度か練習ができたが、何度作っても甘さ加減が決まらない。今回は甘み強い。 干し柿なます】前の日に和えていたので大根が黄ばんでしまった。別々に酢に漬けて置き、数時間前に合わせた方がきれい。 ぜんまいの煮物今年から四国産。すごく太くて、品質よし。自分で採ったもので出来れば良いのだけど。まあむり。。 おからの煮物】「おから苦手。べちゃべちゃになるからね」などと話しながら作ったら上手にぱらぱらで、箸でつまめないほどになった。。。「おから汁にするのに良い」とは年寄り談。 けんちん汁】年寄りは「けんちゃん」とも言う。煮汁は具材から出るものとお酒のみで煮る。必ず一晩寝かせ暖めてお椀で頂く。汁は少ないが一応汁物。煮くずれずしかも柔らかく上出来。具材は、大根、小芋、人参、牛蒡、豆腐、昆布、油揚げ、干椎茸、蒟蒻、銀杏、計10品。あれ、奇数にならないのはなぜ。。多分油揚げは入れずとも良かったかも。今年の銀杏、たくさん入れたのに写っていないのは失敗。

 

今年の料理担当は、Sさん、Fさん、Kさんと小学生のYくん。Yくんはピーラー持参で大根の皮剥いてくれる。そして剥きにくい銀杏の皮をもくもくと剥いてくれた。感謝。

 

昔は達磨忌には豆腐を作りおからとけんちん汁を作ったそうだ。きっと大豆も各家庭で栽培したのを持ち寄ったのだろう。こんなにあれこれ作らなくても良いのだけど、托鉢後、檀家さんからいろいろな野菜物が届くので精進料理の練習だと思って色々作ってみている。昔はたくさんお参りに来られたようだが、近年は少なくなりちょっとさみしいかぎり。お寺が担ってきたイベントや様々な行事は,現代は自治体が行なっているのでお寺に人が集まる機会も年々少なくなって来てしまった。本来は5日が達磨忌で,いつから3日になったのか私は知らないけれど(多分仕事をして居る人が多くなったため)祭日となる3日の文化の日も町の文化祭が行われているため,この日にお寺の行事を入れる事もどうかなと考えてしまう。