縦型紡毛機で綿を紡ぐ

クロムスキー社 マズルカ

ボビンは内側のドライブホイール、フライヤーを回すのは外側のドライブホイールで。

どちらも円周の小さい方。

これでいいのかなあ。。ダブルドライブと言う仕組みが

いまいち実感出来ないので、毎回半信半疑。

(ドナタカ、モノスゴクワカリヤスク、オシエテクレマイカ。。。)

ダブルドライブで撚り掛けも かなりやっているはずなのに

「でも、これじゃないと切れるから、やはりこれなのかなぁ。。」

と言ったぐあいで。なんだかすっきりしない。

 

ダブルドライブ式
亜麻を紡ぐフラックス・ホイール(flax wheel、flax とは亜麻のこと)は、ダブルドライブ式糸車 (double drive wheel) の好例である。ダブルドライブとは、ドライブバンド(調べ糸)が二回はずみ車にかけられていることから来ている。ドライブバンドはフライヤー(馬の蹄型をした、輪のような形の木の部品で、ボビンを囲う形になっている)と、ボビンの両方を回す。ボビンは外側のフライヤーより回転半径が小さいので、はずみ車にかけられたドライブバンドは小さいボビンのほうを速く回そうとする。ボビンに糸を巻いていないときは、ボビンとフライヤーは同じ割合で回る。しかしボビンに糸が巻かれ出すと、ボビンはフライヤーより回転が速くなり、この回転速度の差により糸が巻き取られてゆく。それゆえ、糸をよりよくボビンに巻こうとすると、ドライブバンドをきつく締める必要がある。またボビンの交換は若干、後述のシングルバンドに比べて面倒である。
ダブルドライブ式の糸車のドライブバンドには、一般的に伸び縮みしない糸が使われている。綿布の一種であるキャンドルウィック (candlewick) も同様に使われる。

糸車 – Wikipedia より

綿といっても、海島綿だから、繊維はとても長く絹のように滑らか。

ただし、少し滑らかすぎてうっかりするとすっぽ抜ける。

でも、まあ、これが紡げなければ,どの綿も紡げまい。

なんで慣れた糸車で紡がないのかと言うと

ぽこぽこと節のある糸を急ぎたくさん紡ぎたいのだ。

ぽこぽこの糸、何時もの和式糸車では作れなくなった。

ちっと上達したかな ( ̄ー ̄)☆

両手指先で綿の出ぐあいを調整しながら紡ぐ。やや太い感じ。

右の調整ねじでテンションを強くすると糸が早く巻き取られ甘縒りになり

ゆるくすれば巻き取りが遅くなり撚りが多めにかかる。

  1. 綿を多く引き出して撚りを強くする
  2. 綿を多く引き出して撚りを甘くする
  3. 綿を少なく引き出して撚りを強くする
  4. 綿を少なく引き出して撚りを甘くする

1番は糸番手が太くなり4番は番手が細くなる。

ちなみに撚りは和綿と同じようにS撚りにしている

この糸車の場合は、調べ糸をねじっていないのではずみ車は時計と反対に回す。

S撚りとZ撚りについてはこちら☞  手紡ぎ糸で織りたい

 

ボビンいっぱいまで紡げたら糸番手を調べてみよう。