雪見織

今日はさほど吹雪くでも無く。枝と言う枝に上手に積もった、珍しくからりとして密度の高い雪が落ちて来ませんようにと、頭上に気をつけながら犬の散歩に出かけた。出かけたはなから、吹雪になる。日頃の行いが悪いのだろうか。

海へ続く道は、珍しく除雪してあった。ちょっと残念。長靴でぐさぐさ歩きたかったんだけど。わだちの真ん中の、きれいな所を歩く。「ぎしきしぎし」と良い音がする。「お前も歩きなさい」とべちゃべちゃのわだちを歩く犬のリードを引っ張るが、ほっといてくれと言うように、振り向く。犬はわだちの方が良いらしい。長靴の形がきれいに並ぶ。ほこほこと暖かくなる。海まで行きたかったが、暗くなって来たので半分くらいで折り返す。

大雪も最高の贈り物。雪景色を見ながらの機織ってのも、なかなか良いものだ。