亜麻色の謎がちゃんと解けた

なぜ、亜麻色の髪の乙女なのか。
干した亜麻を打ち、すき櫛で梳くのは、農家の男性の仕事だったのだ。
櫛で梳いてきれいに揃ったFlaxは、女性の髪の様だね。
延々と続く単純な作業、好きな女性の事でも考えていたんだろうか。

 

そもそも、リネンもそれが持つ長い繊維だけを梳いてとり,糸を紡いでいたのだね。
皮を腐らせてと聞いたが、からりとしたヨーロッパの気候と、畑に立てて放置するやり方だと、想像していたような腐り方では無いようだ。日本の葛の様に腐らせて水で洗い流すのでは無く、醗酵、乾燥を繰り返し風化させた後をたたいて落とす櫛で梳くの作業の間に繊維は随分とやわらかくなって行くのだろう。
上布で行う「砧打ち」をはじめから行う様な物かな。一本一本、苧引きをする時から、裂いて績んで糸になるまで、丁寧に扱う苧麻とは植物の性質だけではなく、製法によっても風合の差が生まれると言う事だろうか。

亜麻、苧麻、大麻、は植物の組成は良く似ているそうだ。こちら
友人からもらったアンティークのリネンの布は、シルクの様なとろみと、品のいい光沢が有って、何とも言えないプルンとした手触りがすごく印象的だった。

某有名なリネン製品メーカーの布巾を使ってみたことが有るが、これは何時になったらプルンとなるのだろうと、何度もしつこく洗ったり重曹で煮たりしてみたけど一向に何も変わらなかった。そのうち日本の台所の湿度が合わなかったのか、転々とカビが出てしまった。なんだか違うなあ、亜麻色の髪ともほど遠いなあ。と思ったことが有る。こういう布は、繊維をカットした物じゃないんだろうか。こんな機械を見つけた。

 
アナンダさんの素材のページの3種類のリネン
 

メモ

Scutching Flax 亜麻打ち機.

Heckling Flax 麻亜麻などのすきぐし.