被災地の暮らしを思う

放射性物質の飛散情報などネットで知ることができる人はいいけど、ネットがどれほど普及しているっていうんだろ。田舎などは同年代だってそれほど普及しちゃあいない。TVを見ていてもどこそこのサイトにアクセスして。。なんて昭和一桁の父母には、何んの事か分からない話だ。30キロ圏内で屋内退避をしている方々に、情報は行き渡っているんだろうか。今日のニュースでは20キロ圏内の家に帰ろうとする人も居るらしいと聞く。被災地の近隣に住む在る人は、ネットをしない友人の危機感が薄いと嘆いていた。TVの情報では「問題ない」と言う言葉が抜きん出ている。情報格差は無くさなければ。

今日はこちらにも霜が降りていた。日中も気温が低い。友人が居る山形の酒田では毎日カーテンを開けると雪景色だそうだ。被災地はさぞ寒かろう。がらんと広い板張りの体育館は見ているだけで寒さが伝わってくる。薪ストーブ焚けば良いのにとも思うんだが。背中から凍える様な寒さを耐えるのはとても辛い。焚き物はたくさん有るだろうに、天井の高い体育館ならなんとか出来そうな気がするのだけど。昔の家は真ん中に囲炉裏を切って暖を取ったはず。いざと言うときのために、避難所になる確率の高い体育館などは、合掌造りや大きなパオのように出来る工夫を考えてみてはどうか。プライバシーの問題も、ちょっとしたしきりが有るだけで随分違うだろうに。ロープを張り巡らして布を掛けるだけの仕切りだって随分違う。それに少しは暖かい。精神的な苦痛は体調を狂わせる。

弱っている時は与えられた安全なモノの中が良いけれど、人間はモノじゃない。不自由を強いられると精神が病んで行く。何も無くて不便でも、自主的に動けると希望や元気が生まれてくるもの。病気の方以外は今そういう時期に入っているのではないだろうか。

関西に来てみては如何ですか?病気の方はもちろん、放射線から子供たちを守る為にも。比較的元気な方もしばらく安全な場所で英気を養って、元気になって復興に帰って行かれれば良い。各地で知り合った人は皆、復興の為の力になってくれるだろうし。今、日本中の人は皆(海外に居る方も全て)、被災地の方と同じ気持ちで居ると思うのですが。