おもだか 沢瀉

 

8月のはじめ、水田の縁に取り残されて居た「おもだか」に花のつぼみが付いていたのを、腹這いになってやっとさ引っこ抜いて来た。皆、きれいに草取りをしてしまうので、こんなに大きな、しかもつぼみがついたのを見たのははじめてだった。根が付いていたので、土に入れて水を張ってみたけれど上手く行かず枯れそうになっている。花だけはなんとか咲いてくれた。白いかわいい花。

おもだかも、ガマの穂も、お百姓さんには厄介な雑草なのだな。ガマの穂はそろそろ茶色の穂が膨らんで種を飛ばす準備に取りかかっている。この、おもだかが咲いていた水田の稲も、そろそろ黄金色に近づいている。もうじき稲刈りが始まる。