安藤忠雄建築二つ

先日、友人の車で大阪の司馬遼太郎記念館へ行って来た。木の殿堂も安藤忠雄作だというのは知っていたか忘れていたか、そういえば内部に入った記憶が無い。昨日は午前中、山苧の草取りに出かけ、そのまま村岡の木の殿堂まで行ってみた。

司馬遼太郎記念館

内部の画像は撮れなくて残念だ。
天まで上る様な円形の書架とステンドグラスと、乾いた本の匂いと。
まるで教会のようだ。
真ん中の椅子に座ってぼーっとする。
今、地震が来たら大変だろうな。。。と考える。


木の殿堂

外観はカメラに納まらなくて残念だ。
となりの町に有る。が、できた時一回行った切りで、
しかも、安藤忠雄作だと言う認識は無かった。
こちらも丸いかたち。

展示内容は、いささかお粗末、
『なぜ安藤忠雄なのか?なぜ集積材なのか?木の殿堂とは?』
現場に行ってもよくわからなかった。

日本の「箱もの」はそこもかしこも観光と子供の遊び場だけで
何とももったいない話じゃないか。
もっと大人が楽しめる場所、学べる場所であるべき

そして、何よりも此処で暮らす人々の為に有るべきだろう。

殿堂。。。ああ、木の『殿堂入り』ってことなのね
ロシア、ドイツ、アジア、日本各地の木造建築の写真と模型
じゃあこの辺はどうなのよ。シンボル展示ってのがある。
「千年家」の名で知られる箱木家住宅(神戸市北区山田町)
これっきりかい。。。

南の方の住宅だけがなぜシンボル展示なのかもさっぱり理解出来ない。
兵庫県の北と南では、自然環境、生活条件は大きく異なる。

同じ兵庫だからって言って、雪深い土地と温暖な土地では
建築物の仕様、季節のしつらえも全く異なるだろうに。

 




やはり、何を意図して作ったのかが見えて来ない。いや、そんな事じゃないんだ。突き詰めてゆけばなぜ作ったのかと言う事にたどり着くだろう。近くの植物園が出来た当初、湧き水をたたえる和池の千年の大カツラが植物園におさまってしまった時、もう来る事は無いよと橋の上で言捨てた事、十数年ぶりに思い出していた。その橋の脇には千年の水を売る自動販売機も出来ていた。

メモ
2007年に書かれた気になるbiog
http://zubora.daa.jp/blog/archives/2007/08/02_1994.html