銀杏の実を洗う

種と実を分ける方法を考えてみた。今までは、大量に袋に入れたままグチャグチャとつぶして種だけを選り分ける、網の上で一握りづつしごいて種を下に落とす。どちらにしても熟した実に含まれるねっとりした油があとの作業をやりにくくする。それで、バケツ型洗濯機ですべて終わらせてはどうかと思いかき混ぜたら、もっとしつこい油がバケツ内に付着してしまう。ああ、油を取るなら良いけれどねぇ。。油は必要ないんだ。。それにどの方法も大量の汚水を発生させてしまう。地道だがやはり一粒ずつつまんで押し出すのが一番良いんじゃないかな。すごく時間がかかりそうだが、ねっとりとした油まみれの果肉から種を探し出すのも結構ストレスがたまる事を思うと、確実に一粒づつ確保出来る。まあ、ひとそれぞれ、自分の性格に有った取り方をすれば良いのだ。ただ、ぎぎゅっとつぶした瞬間、思いがけない方向に飛散する果汁を浴びないように、水の中で作業する。

一かご取り終えた種を洗う前に、洗濯バケツに付着した油を取り除かねばと、温湯を入れ重層を一握り溶かしスイッチを入れかきまわす。しばらく置いてふたを開けるとゲル状になっている。これはなんだ?。。。もしやと思い油でギットリしたゴム手袋の手を入れて手を洗うと、すっかり油が取れた。石けんみたいなモノになっている。これは使える。いっそこれをまだ果肉の残っている銀杏を洗うのに使おうかと思ったが、何か良くない気がして思いとどまる。銀杏の果肉に含まれる油って、何かに利用していないのだろうか?この油、ゴム手も結構早く溶かしてしまう。すごい油なんだけど。

ほぼきれいになって水にさらす前に、割れたのを取り除いて味見をする。初物なので韋駄天さんにお供えする。が、すぐ下げる。食べすぎちゃいけないと思いつつも、美味しくてぱくぱく。チーズトーストにも乗せてぱくぱく。

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