藍葉干し2

一日と半日でおおよそ乾いた。播磨地方なら一日で乾くらしいが、此処の日差しではこれが精一杯。それでもまだ十分ではない。土用干しまでかびないように毎日広げて面倒を見ねばならない。昨日二畝目を刈ったけれど、今日は午後から雨で2~3日続くらしいので扇風機が頼り。藍葉が藍らしく黒々と乾いて行く。藍の色素を持つ物だけの枯れ色。茶葉みたいだ。

8時半頃、昨日刈った葉を広げたままの本堂の犬走りは、日が当たり始めたと同時に台風の様な風が吹き、葉っぱは吹き飛ばされそうになっている。そう言えば朝から時折偏頭痛がする。にわかに雨が来るだろうから、今日は葉っぱの見張り番になる。

案の定、10時過にびゅうびゅうと風が駆け抜け、空は真っ暗になる。大急ぎで葉っぱをまとめて屋内に入れ終えた時、雨が落ちてきた。湿気が貯まらないようにほぐし広げ、扇風機を回す。貴重な一時間の日光浴だった。

メモ
「殺青(さっせい)」とは、お茶を作る時に生葉を蒸したり釜で炒ったりして熱を加え、酸化を止め、緑色(クロロフィル)を残すこと。紅茶や烏龍茶を作る時には、日本茶のように最初に殺青をしないので、酸化酵素が働き褐色のお茶になる

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