綿2008年のまとめ

2008年収穫の綿は17日にようやく全部の種を取り終えた。選別した弓ケ浜の白 種付きで6.4kg、葉混ざりとその他1.5kgもゴミを取りながらの作業。約8kgの種付き綿から2.2kgの綿がとれた。雨模様で綿が少し重くなっているかも。

その他と言うのは、自力ではじけなくてちょい割れで持ち帰りストーブの部屋で乾燥させはじかせたもの。繊維の質としてはどうなのか。。。繊維の質といえば、弓ケ浜伝承館で嶋田悦子さんとお会いしたとき、「同じ種でも土地が違うと質は変わる」というお話を聞いた。野菜でも土が違えば味も栄養価も少しは変わるのだから、綿もおなじことだね。そういえば伝承館でもらった種と増田さんに分けていただいた東育ちの弓ケ浜では木の様子が少し違っていた。これも浜坂産となった訳だからまた少しかわっていくのだろうか。

今回の私の浜坂綿(弓ケ浜種)は量の問題も有って名古屋の丹羽さんで少しブレンドをしてもらう事にした。弓ケ浜も昔は地元で綿打ちが出来たのに今では遠方に頼むしかなくなっているそうだ。いや、無い訳では無いのだが、ポリエステル綿と混ざる可能性が有るようで、安心して綿打ちを頼めるのは、弓打もされる名古屋の丹羽さんと、数種の和綿や世界の綿を販売されている茨城の増田さんくらいだろうか。

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