日々新又日新

 殷の湯王(とうおう)という人は顔を洗う洗面器に、「苟(まこと)に日(ひび)に新たに、日々(ひびひび)に新たにして、又た日(ひび)に新たなり」と、はりつけておられたということでありますが、毎朝顔を洗うがごとく、心も毎日新しくならにゃいかん。

心がけを、日々心に刻んでいるつもりでもいつの間にかうやむやになってしまう。いつもこうして目に見えるところに書いておこう。

日々新又日新 ―山田無文老師説話集―