出会い


どんどんつもる。

6日は友人と約束があったので工房に向かう。友人と初めてのお客様と。ちょっとお話するだけだと思った居たら、取材をしたいとのことだった。友人の認識不足で、初めてお会いするお客様にちと失礼なことだった。しばらく使っていない作業場はひどく寒くて、しかも雨が雪に変わろうとしてた。こんな天気じゃあ、トタン屋根の音で話にもならないよな。。。。案の定声が聞き取れないほどすごい音で笑ってしまった。

でも、いろいろな状況があって、いいんだと思う。これがいいとか、あれはだめとか、お膳立てしたところで何がいいかなんてわからないから。こんな最悪の状況でこそ、本当のことが見えてくることもある。取材はさておいて、今日のところは雑談ってことでと、寒い寒いといいながらもあれこれとおはなしをした。初めての方とお話をするのは楽しい。人は見かけではわからない内面を持っている。ぼちぼち話しながら、相手の方の顔がきらりと光る瞬間がある。私はすかさずそこを突っ込む。

私が何気なく書いた言葉を、見ず知らずの人が気に留めていてくれたことの喜びを、ひしひしと感じた日だった。「写真を撮らせてくれませんか」とおっしゃったが、「空でも撮って行ってくださいな」と返す。私が染めたちっぽけな物を撮るよりも、その方が今日の出会いには合っているとおもったから。

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