語学苦手

中学生の時から英語を習い始めたのですが、英語の授業の始めの一歩からつまずいたらしい。思い返すと、英語の授業に自分が参加していたかどうかも定かでない。(間違いなくソコには居たはずなのだけど。。)当てられて困った記憶も無く、ただ教室のストーブのあたりに立ってた、出来の悪い子には見向きもしない、大きな先生の姿と、すらすらと答える優等生の声だけは覚えている。
その頃の私は、姉の影響で深夜放送をよく聞いていた。感度の悪いラジオから聞こえてくるはじめて聞くフォ-クとかロックとかいう外国の音楽を、ドキドキしながら聞いていた。パフ/PP&M,青い影/Procol Harum,ハーヴェスト・ムーン/Neil Young,アンジー/The Rolling Stones、ジギー・スターダスト/David Bowie etc,,,不意に曲を遮るラジオの雑音もまぜこぜで録音したテープを何度も繰り返し聞いた。歌詞を手に入れてノートに書き写した。ノートでは物足りなくなり、筆箱や下敷き、果ては学校の木の机にまでコンパスの針で文字を彫った。(その横には丁寧に小さい魔女の挿絵も)アーティストや俳優の名前も彫り進みもう机は”彫り物”で一杯になった。今思えば、この頃が、英語をモノにするチャンスだったのに。すっかりドロップアウトした私は、高校生にもなると追試の常連となる。その後もあらゆる手だてを試み、結構投資もしたけれど、元々理由も解らず記憶とか、暗記するお勉強は大の苦手。「実体験するまで、これは無理」と云う結論に達する。

そんな私が初の海外でひと月もスイスに滞在するなんて冒険に近かったけど、行って良かったのは「話したい」と本気で思い始めたと云う事かな。英語のみならずドイツ語も話せる様になりたいと思っている(。。。お、強気の発言)最近ポッドキャストというもので無料で勉強できる様になったので、ECC英会話とかDavid先生の英語リスニングルームとか聞く様にしているけど、やはり実際に自分で話したい事を英語で言ってみる方が「よく身に付く」のでしょうね。(あ、これはNOVA)ともあれ、幼稚園程度(いや、それ以下とも言える)の理解度を脱出するために、絵本も良いかもしれない。さしあたって、大好きな「小さい魔女」のドイツ語版を持っているので、英語版と、日本語版も再度調達して一気に勉強してみようかと思うのだが。。。