なぞやしき

天然染料顔料会議NDPCというかたっくるしい名前の会のセミナーが開催されたのは「なぞやしき」という名前のこのお屋敷でした。京大側の百万遍、智恩寺(んま~懐かしい響きだこと。。ふみちゃん!)の裏の小路に有って、まさに「なぞやしき」と云う名にふさわしい建物だった。会議の事は会のHPにお任せして、私の心は京のお台所の、おくどさん(京都では何にでも”さん”が付く)と、井戸のつるべに釘付けとなる。携帯のカメラでは暗くて撮れなかった。元々は京大の敷地内に有ったこの建物は、大正時代に移築されたそうで、その時おくどさんも新調したらしい、黒いタイルのモダンなおくどさんである。流しを挟んで反対には天井からつるべが下がっている井戸はもう埋められているそうだ。このモダンなおくどさんを使って、ワークショップが有るのかと期待したが、聞くと、京都では勝手におくどさんを使ってはいけなんだって。んまあ!じゃあどうするのかと言うと、使う2時間前に消防署に電話しなきゃいけないんだそうな。確かに何か有っても消防車が入れそうな場所じゃない。消防団(自警団)がちゃんとしてて、煙には神経質なのだとか。今度また訪ねたいね、そのときはじっくり、台所を見せて頂こう。