和綿を育てる~89日目の畑~


台風は未だもう少し。今日は雨。今、綿は小さいながらも盛んに花を咲かせています。種も一人前の大きさになりそうな気配です。一番立派な木でも40cm程ですが、この一本にふくらみが10個も付きました。この台風で落ちねば良いがと心配しています。綿の花は和綿、アメリカ綿共に咲き始めは白又はクリーム色で、つぼんで落ちる前にピンク色になります。花全部がしろ又はクリーム色なのはアメリカ綿で、中にえんじ色の濃い部分が有るのが和綿だそうで.すぐ見分けがつきます。和綿は繊維が短く腰が有るタイプです。


こうやって綿を育てたりしてると、紡ぎも織もたいそう熟練してるのだろうと勘違いされるのですが、染めは仕事として長年携わったのですが、織はほとんど初心者です。綿を作れてもその先は全くこれからです。見よう見まねで今までやってきましたが、教わりに行かねば、高機も動かせそうにないなぁと思ったりしています。

糸車も高機も倉吉地方から受け継いだ物です。綿の栽培もその近くで始めた事でもあります。頂いた旗も、糸車も「倉吉絣」に携わっていたと思います。縁有ってか、必然的にか、元のすみかに戻っているようで、。。私がそうしているのか、自然とそうなっているのか、両方ですかね。