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カテゴリー: 本棚

国際アンデルセン大賞名作全集2 ガラスの靴

ほぼ30年くらい探し続けていた本を見つけた。。。30年。。長かった。
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『ガラスのくつ』

茨木のり子(1926-2006)詩人・劇作家

茨木のり子「わたしが一番きれいだったとき」

わたしが一番きれいだったとき
街々はがらがらと崩れていって
とんでもないところから
青空なんかが見えたりした

わたしが一番きれいだったとき
まわりの人達が沢山死んだ
工場で 海で 名もない島で
わたしはおしゃれのきっかけを落としてしまった

わたしが一番きれいだったとき
誰もやさしい贈り物を捧げてはくれなかった
男たちは挙手の礼しか知らなくて
きれいな眼差だけを残し皆(みな)発っていった

わたしが一番きれいだったとき
わたしの頭はからっぽで
わたしの心はかたくなで
手足ばかりが栗色に光った

わたしが一番きれいだったとき
わたしの国は戦争で負けた
そんな馬鹿なことってあるものか
ブラウスの腕をまくり卑屈な町をのし歩いた

わたしが一番きれいだったとき
ラジオからはジャズが溢れた
禁煙を破ったときのようにくらくらしながら
わたしは異国の甘い音楽をむさぼった

わたしが一番きれいだったとき
わたしはとてもふしあわせ
わたしはとてもとんちんかん
わたしはめっぽうさびしかった

だから決めた できれば長生きすることに
年とってから凄く美しい絵を描いた
フランスのルオー爺さんのように ね

 

 

 

寺田寅彦ー日本人の自然観

天然の無常は遠い遠い祖先からの遺伝的記憶となって

五臓六腑にしみ渡っている     寺田寅彦

 

 

倫理学者 竹内整一と言う方のコラムを読んだ。

寺田寅彦 著  日本人の自然観 からの一節が心に留まる。

連載のいくつかをメモしておく。

 

 

震災と日本人 倫理学者 竹内整一 (j-cast連載)

連載(1) 「不可抗の威力」受けとめながら、なおしなやかに生きる

連載(11) 家を流されても出なかった涙、お祭りを見てはじめて出てきた

連載(12) 「神様消滅」という藤原新也氏の写真で考える

連載(17) 被災者の再スタートは「さよなら」という日本人の原発想

 

政治のニュースが 醜い

人間の魂は

政治と言う 偽善に

もみくちゃにされて

捨て置かれているような きがする。

 

 

司馬遼太郎 この国のかたち

実家に行った際に、3巻を借りてきた。本借りるからというと、何を持って行くんだと聞くので、この国のかたち3冊と言うと、そんな本を読むのかと言う。(そう、やっとよむきになったのだわよ。)

本の帯とカバーが嫌いで、すぐに取ってしまう。(古本に出せなくなる)しかし、借り物だから無くしてもいけないのでしばらくはがさずに居たけど、そろそろ邪魔になって取ってみると、麻布製ででうれしくなる。資材用の麻の色だ。安曇川の麻かな。。以前買った幸田文全集も欲しいのは一巻だけだったのに、布ばりの製本がうれしくてすべて揃えてしまった。(実は、それぞれの違う格子では、、、と思っていたが、全部同じ布だった)ともあれ、この国のかたち3巻は借り物なので、汚さないようにカバーをかけた。

そうそう、2010年版の歴史手帳を傍らにおいている。今まで、トッチらかって収拾のつかなかった、世界の歴史、日本の歴史、著者の人生、親の人生、私たちの人生を頭の中の同じ引き出しにまとめてみることにしよう。

東大阪市の自宅は司馬遼太郎記念館となっている。生前使っていた書斎はそのまま残されているそうだ。それから、姫路文学館南館には司馬遼太郎記念室が有る。一度行ってみたいと思っている。

JUGEMテーマ:読書

小裂帖~志村 ふくみ

——本書は、著者が織物をはじめた一九六〇年前後から染めて織った織物の残り裂を、

「小裂帖」として紹介するものである。——

 

「小裂」は、印刷では有るが、大きさ、色なども実際の小裂に忠実に再現しているらしい。作り手の悩みや発見、制作の道のりが見えて来るようだ。大型本で高価だが、「日本の古本屋」http://www.kosho.or.jp/servlet/topで探してみるのもいい。

評価:
志村 ふくみ
¥ 8,400
(2007-01-15)

 

手織りの参考書

去年の11月に出版された新しい手織の本のなかに、糊付けの方法が記されていたので早速試す事にした。実は、こういう事が一番大事なのだが詳しく書かれて居る本は少ない。様々な織の手順も写真と図解付きで実に解りやすい本だと思う。

今回は一番糊の小麦粉の種類、絹の紬糸の方法を参考にしたのだが、綿の糸と言う事と、二番糊のでんぷんの種類に疑問が残るが、まず自分で経験してみよう。今日は雪に変わるらしいが、早朝からそんな気配もない快晴。一番糊から二番糊まで、手紡ぎの糸をあまりさばかない方法は、手紡ぎの糸をいためる事がなくて良いような気がする。多分一番の小麦粉で経の強度を持たせて、二番糊のでんぷんで表面を被い糸離れを良くするのだと思われる。まあこれは実際織段階までわからないけれど。夜までには整経が出来るだろうか、楽しみだ。

 

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