二階堂 寿江 Nikaido Toshie
短大で織を専攻していたが、織機には近寄らないようにしていた。
直感で理解出来ない複雑な道具がたいそう苦手だったのだろう。
震災の後、ふるさとに帰り染の工房を始めた。
2000年頃初めてパソコンを扱うようになり、
見よう見まねでホームページなる物を作り始めた。
すると、名前が無いと完成しない事に気がつく。
それで大急ぎで付けたのが「染屋織屋」。
しかし、この名前が、しだいに心に影を落として行く。
私、織ってないじゃないか。
避けて来た物の、染を突き詰めて行けば必ず素材の壁に突き当たる。
扱う天然の素材は、すべてインドか中国の物だった。
日本ではもう、手仕事の天然の素材は作れないのか。。。
そんな思いで糸紡ぎと織を始めたのはつい6年ほど前のこと。
織り機織り機。。。思い続けていたら、古い機と糸車がやってきた。
木の道具は、使い込まれた痕跡とこびりついた黒い煤が
鈍い光を放ってとても美しかった。
私はその道具を、自分の手で動かしたいと思った。
連絡先 〒669-6713 兵庫県美方郡新温泉町田井 楞厳寺内





Diary
