透過度

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柿渋で暖簾を制作中。
色の濃度で透過の度合いが変わって来る。同じ生地での生成り色と濃色とを比較すると、向こう側が明るいとまるで異なる布を使っているように見える。これは、薄い色は光を跳ね返し、濃い色の方は光を吸収するからではないかと。極端な違いを解消するために濃色の方に目の詰まった布を使った。柿渋の布は少々固くて針が通りにくくてなかなか進まない。ひとめひとめ縫い進みながら、おじいさんが畳を縫っていた姿を思い出している。

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