豪快に散る

5月5日の早朝花瓶に生けた時はまだ程よく蕾んでいた。お客様もおいでになり、法要が始まる頃にはこれ以上無いほど大きく開花しそれはそれは見事だった。お食事も終わりいつもよりゆっくりとされていた和尚樣方もお帰りになって、最後のお客様を送り終えてほっとした頃、花もほっとしたかの様に3枚の花弁をはらりと落としていた。何ともけなげな花の姿を見た気がした。今朝になると豪華にその花びらを散らしている。散り際の最後の一枚まで見届けていたい。。そんな気持ちになる。