花を見ながら

縁側をあけて糸紡ぎを。時折庭のさくらを眺めながら、柔らかな暖かい春の日差し。。。

と言いたいところだけど、さっむい。なんだか背筋がぞくぞくするほどで、ついにまたセーターを引っぱりだして着ている。一日の間で数時間だけ日のあたる縁側で調子良く糸を引いていたが、つめたい風にじっとしていられなくて「じんき(しの)」の箱のふたを開けたままうろうろ。再度紡ぎ始めたら何やら調子が変わった。雲の切れ間から日差しが差し込んで、一時ほどぬくぬくしていたらしい。しのが、なんとなくふっくらしている。引く糸もなんだか落ち着きが無い。

しのにしてからはあまりからからも良くないのだろうか。そういえば、雨の日は紡ぎやすかったような気がする。

一日5個は無理だけど、切れ目無く紡ぐ動きを体が自然に覚えて来た。ひと玉15gほどの大きさになり、あれこれしながら2個ほどは紡げる。「出来て来た」というより突然出来たと言った感じだ。一年ほとんど紡いでなかったのに。ならうより慣れろ。馴れろでもあり、熟れるでもある。