灰汁ぬき

絣の括りをほどくのがまた一苦労だった。反り返った握りばさみ片手に、細心の注意を払いながらチョキチョキ。山苧はビニールひものようにチュルチュルと抜けないので切った端を指で挟んで巻いたのと反対側にまわし取る。案の定山苧の色が移ってて焦った。藍の灰汁で媒染したみたいな渋いサーモンピンク。ちょっときれい。。いや、これでは困る。今回は白くなくては。水につけ洗ったら落ちたのでほっとする。山苧の括り、一つ課題ができた。

藍の灰汁抜きをするのに、簡単な「ひびろ<」でザバザバやったら絣がさばけて絡みそうになる。あわててひびろをかけ直す。二目ずつ。四本。水ぶり(かせ上げの大きいもの)に巻き付けたら、絣の雰囲気が見えてきた。この後のり付け,乾燥、かすり分け。

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