木枯らし一番か春一番か

15日16日と大きな風が吹いた。居組のヘアピンカーブで車を止めて港を撮る。風は強いが晴れている。船は皆、漁を取りやめ、港に帰っていた。カモメもまた群れて波に浮かび嵐が治まるのを待っている。この嵐の中、私は仕事場に向い、やっとこさ散らかった荷物の整理をはじめた。大風で、古い梁の煤が粉々になって落ちていて、又一から大掃除。やはり柿渋を塗っておけば良かったと、ホームセンターでシートやら刷毛やら買ってくるが、ホコリ落しで夕方になる。まあ、ぼちぼちしましょ。夕方、薄暗くなった空を見ると高いところで猛吹雪になっている。海岸の道は波しぶきが舞い上がっているだろうし、この風では足をすくわれる。遠回りして9号線を帰る事にした。