木の道具と作業

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絣糸を分けるための「水振り」という道具についている漢字のカウンターは、時計のように針が回って100回目に小窓の数字が一つ増える。ところが七から八に変わるところで止まってしまった。しばらく廊下に放置していたせいで木が膨らんでしまったと思われる。反面、織り機は、ファンストーブの風をもろに受け、乾いて所々がたがたしている。学校の整経台もエアコンのせいでがたがたしている。織り道具には乾燥は禁物なのだが、過ぎてもいけない。木の道具は生きている。

課題の緯絣もなんとか機からおろして、機の掃除をして新しい綜絖枠を付け、経糸を巻いてあるちきりをセットして綜絖に糸を通している最中。綜絖枠は短いものを4枚購入しておいた。新しいワイヤーヘルドは今までのものよりしなやかで細くて軽い。機の膝あたりにあるローラーのガイド?と思われるものを利用して踏み木にセットすると綜絖枠がぶれずにスムーズに動いている。道具を自分で使いよいようにいじるのはたのしい。ついでにお古のシャトルの動きにくい駒もヤスリときりで直したり、土壇場、のはずなんだが。。