暮らしと科学

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(枝打ちされたもみ(たぶん。。)の木~空気や雨にさらされて、濃い茶色になっている、染めると多分この色になるのだろうな。葉っぱを蒸留すると森の香りのよい精油がとれるそうです)

>物染料はほとんどが和漢薬の原料で、藍、黄はだ、オウレン、紫根などの薬効が期待されており、成分の一部が繊維に吸着されるとあるように、実際インディゴは虫除け蛇よけに、また黄檗で染めた布で掛け軸などを保存していたと聞く。昔はごく身近にあった「柿渋」という素材は一時期暮らしの中からなくなったが、科学的な解明により、その効能が見直されて今またブームになっている。家もまた同じで、木から発散されるエネルギーが体に良いと、天然木をどんどん暮らしの中に取り戻している。けれど単なるブームで動いているだけで、本質的な事の理解がなおざりのような気がする。で、動きが極端なのだ。

昔から培って来た暮らしの知恵と科学の進歩がもう少し緩やかに、尊重しながら進んで来たなら公害や病気や環境破壊はもっと少なくてすんだのではないかと思うんだけど。ナノテクノロジー、バイオテクノロジーの研究成果を、お金儲けのためばかり使わないで、一般市民のために、もっと暮らしの中で生かせるように解りやすく説明してほしいですね。(ぶんたさんへのご返事)