嵐の後


あられが降った後、一面の銀杏を横目でちらりと見つめながら.ちょっと後ろめたい想いを振り切るように家を出て海方面に向かう。海は濁流で茶色く濁り、打ち寄せたゴミは波打ち際に山となっていた。

海沿いの峠には直径1m以上あるかと思われる岩が道端に転がり落ちていた。こんなのにあたったらひとたまりも無いな。。等と考えながら、「確率は何万分の一でも.一は一だよなぁ。。」と。よくわからない事を考えながら走る。