展示風景をすこし

搬入の日は23日と24日の二日という事で、少し余裕を持ってディスプレイをする事が出来ました。展示の器具の状態が解らないままだったので、フロア置きの人形とどうコーディネートするのかも、搬入の日現場に行ってからの決定という事でした。布のものは、出来るだけ壁から話して展示したかったのですが現場決定で、しかもスイスでは日本でのようには道具を揃える事はままならず。ま、でもそこは臨機応変に、

実はハンナペルさんのフロアも借りられるはずだったのですが、手違いで半々になったことは承知だったのですが、いざ置いてみるとたしかに少々窮屈な感じでは有りました。人形15体と布は一つのフロアにはやはり多い感じがしましたが、人形と布をコーディネートする事で、一つの空間作りをすることにしました。こんな場所に来てメーカー勤めの頃の百貨店の展示のディスプレイを思い出したりして、「何でも何処で役に立つのか解らないものだわ。。」

何人かの方はこのコーディネートを賞賛して下さり、、とても喜んで下さっていたことは私たちにとってもとてもうれしい事でした。しかしその事は却って私の心に一つの疑問を投げかけることになります。


私の布には具象も物語も
有るようで無いようなものです。
もし、何かが有るとすれば
私の布を見た人が
感じたその事だけだと思っています
そう言う意味で、
物語が有るとするならば
星の数ほど有る訳です

キリンさんの物語の一部になっている布を見て
少しそんな事を思う私がいます