小さい行李

一日に少しでも紡ぐようにしている。糸紡ぎの道具入れには、雲さんが僧堂で使っていた小さい行李を借りている。必要最少限のものをこの中に入れて日々修行に励んでいたのだと思うと、糸を紡ぐ私も励みになる。

入れたいものが多いときはふたもひっくり返して使う。蓋と身とが同じ深さでとても便利だ。そして、とらやの羊羹の箱がぴったり収まった。はさみや藁や諸々が片付いてうれしい。そういえば行李の底に敷いたのは、半分に折った奉書紙。思いがけず寸法が合ったと思っていたが、羊羹の大きさ、奉書紙の大きさ、行李の大きさ、関係あり?

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