夏椿を思う~沙羅双樹と間違われた花~


仕事は余裕を持ってする物だとは解っている。昔ならきっちり終えられた事が、なかなか予定通りに進まなくなったのは、たぶん危機感が薄れたせいと、体の無理が利かなくなったせい。でもなんとか12時を過ぎる前に終えられた。次の朝早いHさんには迷惑をかけたけど。辛抱強く待っていただきありがとうございました。

夏椿は、一番気持ちよく描けた素材でした。切れ切れでしたが、じっくり向かいました。今回の意向は、もう少しさらりとしたモノを思い描いていましたが、あっさりと仕上げるにはもう少し熟練が必要と考え、きっちりと仕上げる事に致しました。もし次回が有るなら、今度はさらりと粋な画風に仕上げてみたい物です。

沙羅双樹と同じだと思っていましたら違うと聞き調べましたら
こんな事でした。「季節の花 300」と言うサイトでこんな記事を見つけました。なかなか良いサイトです。


以下引用ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
よく「沙羅双樹」と呼ばれるが、釈迦(しゃか)が亡くなったときに近くに生えていたことで有名な「沙羅双樹」(平家物語の、 ”祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり、 沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理を現す”で有名)は、全く別の熱帯樹のこと。「沙羅双樹」は日本の風土では育たない。では、なぜ夏椿がこの「沙羅双樹」に 間違われたのか・・・。昔、ある僧侶が、仏教にゆかりのある沙羅双樹の樹は 日本にもきっとあるはず、と山に入っていろいろ探したところ、夏椿の木を見て「これが沙羅双樹だ!」と思い込み、それを広めたため、との説がある。
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夏椿 より