図案は大事

豆絞りの升の柄は気に入っていたけれど、せっかく「絵絣」をするのに曲線が少ないのがつまらなくて、結果、曲線と言えば→自然の物→植物→花木ということになった。最初に書いたススキもすっきりといい柄になったけど、コレではまるで浴衣。着物は季節に難しいから。書き馴れた椿も梅もありきたりで。(実は母が持たしてくれた冬の着物は椿の花ばかり)何か良い花は無いかと探す。季節限定は花の場合しょうがないのでせめて厚手の着物になっても違和感の無いところで初夏に咲くヤマボウシにしてみた。星形のシンボル的な形が、少し季節感を曖昧にしてくれる事を期待して。

緯絣の単純な目立ちにくい濃淡で奥行きを出すためにはなるべく簡単な形が良い。それと、地糸と絣糸を交互に置く事で一色作る事が出来る。それを何処に使うかが問題で。そう大きくは変わらない。だからこそ大事。。。染めと比較すると、織りの図案には制約が多いし、簡単に頭で想像出来ない難しさが有る様に思える。

スキャナーが無いので、それと、イラストレーターを十分に使いこなせなくて、手書きをしては写真に撮り、シュミレーションしては、またトレース修正してと何度も繰り返している。