冬青(ソヨゴ)の染色ー絹

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この前の庭掃除の時大きく伸びた3本のうち一本が切られてしまった。すごく残念で仕方がなかったけれど、そもそもあまりいい位置に植えていなかったので仕方がない。とにかく葉が枯れないうちに葉を刻んで煮出してしまう。もうちょっと、もうちょっとと染めるのを先延ばしにしていたけれど、もういい加減染めてみなさいということだろう。

桜を染めている間に何度も煮出す。最初は薄い黄色でこれがどんな濃い色になるものか半信半疑でいたのだけれど劇的な色の変化に驚いた。

煮染め後銅媒染をして2度目の染めをする工程を色の変化で追ってみた。冬青はカテコ ールタンニンを含む(*下のメモを参照)

メモ

*カテコ ールタンニンは紅露(そめものいも)、車輪梅、梅、浜茄子、胡桃、山つつじ、犬楠、丹殻(蛭木)、木糊、冬青、シキミ、サルトリイバラ、檳榔樹、ガンピア (gamb1r)などに含まれている。

〔総説〕日本の伝統染織における天然色素の応用 PDF

http://ci.nii.ac.jp/author?q=皆川+基