万年青と三椏~2007

玄関や床の間の、お正月のお迎え花には、庭に咲く水仙や南天や椿を使い、お花を買う事も殆どないけど、今年は水仙も椿も殆どまだ咲いていないので、花屋さんで万年青(オモト)を買って来た。水盤への万年青の生け方の決まりもこまかいところはすっかり忘れてしまったし、最近、七宝や剣山を使っての生け花や、これでもかと言う剪定も性に合わなくて、万年青も三椏もそのまんまガッサリと投げ入れにした。花器は、土器を真似た口の広いもので、一見生けにくそうに思えるが、口が四角いのと、内側の面がざらざらしているため、お花の切り口が引っかかり、止まりやすい。
タタキが、がたがたで安定感が無いので、藁織りのための古い木の道具を、花器の不安定を解消するために置いてみたら、愛想の無い台の景色にもなってなかなか良かった。