みどり綿

みどり綿の実は、もうパンパンに膨らんで、赤く色づいている。木はとても元気がよくて少々の風でも大丈夫のようだ。

この場所は畑の一番奥なのだが、草を刈ってくれた雲さんが大きなマムシを逃したと言っていた場所。カエルやカニが土の中から出てくるのを見たことが有るから、きっとマムシの良い餌場なんだろう。花に気を取られてて、ふと見ると50cmほど先でこちらの様子をうかがっていた。でっかいマムシが体をくねらせて警戒している。体をバネのように使って飛びつくことも有るらしいから、特にこの時期は、子供を持っているので気が荒いらしい。なにもかも要注意の季節だ。

生き物は通常は、こちらが仕掛けなければ何もしないけど、ある時期いろいろな事情で獰猛になることが有る。生き物の習性をよく理解し、共存する道を選びたい。そのためには、自然とともに生きることに少し鈍感になってしまった人間は今一度、勘と緊張感を取り戻さないといけない。