おばあちゃんたちと

銀杏の葉もずいぶん落ちました。ちょっと寒い雨降りの今日は、ミニ・ディサービスのボランティア初日。午前、午後の一時間、綿くり機と糸紡ぎと,織りの体験をして頂きました。12月のひと月で旧浜坂町地区の全ての地区の方々に体験をして頂く予定です。今日は14名。いつもはその日のうちに、簡単にできる手芸等をされているので、ちょっと難しいかな、楽しんで頂けるのかなと、少々不安でしたが、綿くりで種を取る作業は皆さん楽しそうに順繰りに体験して下さいました。

糸紡ぎはやはり難しかったですが、昔触った事が有る方も多くて、懐かしそうに見ていらっしゃいました。ただ。この地方は、仕事として綿を育てると云う事が無かったので、糸を紡ぐ作業は皆さん初体験だったようです。織物も子供の頃触ったり織ったりしたようで、子供の時お母さんに言われて,経糸を張らされた思い出を懐かしく話して下さった方もいらっしゃったり。山苧(やまお)を採って糸にした話し等も飛び出したり。

そうなんです、教えるのが苦手な私が引き受けたのは、昔この地域でどんな染織がなされていたのか、お年寄りの話しを聞きたかったからなのです。そして、皆さんには、自分で取り出された種を差し上げました。畑仕事をされる方が殆どなので、しかもプロ。来年が楽しみです。綿の付いた者も少しずつ差し上げて、お家の方にもお話しして下さいと言いますと、「孫に話してあげる」と、おばあちゃんはうれしそうに言って下さいました。うん。まずますかな。。。でもさすがにちょとつかれました。