あきらめてあきらめない。

整経から括りから染めるまでの行程は、どんな不都合が出てくるのか全く解らないのだけど、糸の一本一本が並び始めると、これはなに、ここはどうした、いったいなぜだ!と、後からあとからどどっと押し寄せる。ああ,あの白いてんてんを塗りつぶしたい。出来ることならタイムマシーンで後戻りしたいわ。。。後悔。忍耐。後悔。忍耐。こらえなさい、わたし。

どうしようもなく自分を責めながら気の長い作業をするんだけど、そのうちすっかりあきらめている。布染ならば修正も,やり直しもどうしたってする。織ってそうはいかないんだと改めて痛感する。それでも最善を尽くそうとしている。

あきらめてあきらめない。こんな気持ちになったのは、ははじめての様な気がする。

暖簾は人が通る所、迎え入れるもの,だから,「閉じる」ではなく「開く」のイメージが大事。閉じるの方はテーブルセンターにしよう。

JUGEMテーマ:染織