「待ち」の日々

長い事ご無沙汰してしまった。もう2月なのだ。しかも、もうじき半分が終わってしまう。

綜絖通しも終わって、筬通しも終わって、いざ試織と言うところで2カ所の摩擦が大きくてこれではとっても織り進めないと断念し、一反外した荒綾を取り直して、筬も綜絖も外してまずは綜絖を大きいものに付け替えた。10本ほど通してみてこれでいいだろうと思い進んだが、最初の頃の糸は太い細いの差が大きくて、少しの摩擦も800本分にもなるといちいちつっかえる。綜絖は念のため用意していた穴の大きいものと取り替えた。筬を取り変えると言う事は経の本数が少なくなるってことで随分迷ったが「そうはいってもこのままじゃあきっといちいち糸が切れてたいへんでしょう」と言い聞かせて、急きょ筬屋さんに作ってもらう事にした。こうなったら竹だのステンだのって言ってられない。週末だったため土日を挟んだけど中一日で作って発送してくださるそう。前途多難なれど、何度もの作業に初めての手紡ぎの糸は耐えている事だけが救いだ。

週末は、糸紡ぎとエプロンのかぎ裂きの繕い物をしながら過ごした。明日に届く筬に大急ぎ糸を通して緯糸密度を決めたら絵絣に取りかかる。

20090210

JUGEMテーマ:染織