この時期、足下に蓬を見つけるとつい採ってしまう。ちょっとだけど、炭酸(灰汁抜きのアルカリ)を入れて茹でる。この時期の蓬をこうして茹でて冷凍しておいて、蓬のお餅を搗くときに使う。お正月のお餅も今こうして採っておいたものを使う。茹でると黄色い煮汁が、たった一握りのよもぎでもこんなに濃く出る。そして、これを一時間ほど置くと、青みの濃い緑色になる。もっと置くと青みは増す。
蓬の染めでは、この頃の蓬だけが緑色を染めることが出来る。。のだそうだ。、、というのは去年時期を逃してしまい、残念ながら緑から黄色みににかわってしまっていたから。4月を過ぎると青みが消えて茶色がかった黄色になってしまうらしい。3年前5月頃に染めた時は黄色がかった深緑になった。今年は早めにやって見なくては、と思っている。山崎青樹氏の著書には、この一番目の煮汁は捨ててしまうのだそうだ。いち早く黄色や茶の色がでるのだろうか?そういえば以前この色で染めたことが有ったのを思い出した。8年も前だった。シルクの布がグレーになったのは、鉄媒染と思ったが、思い違い、確か石灰だったような気がする。

ワラビの灰汁抜きの黄緑、ぜんまいのゆで汁のピンク。蓬の緑。小豆色になるという蕗。まだ試してみたことは無い。