去年、クリスマス前の、チューリッヒの街角で、子供たちが、手作りのケーキやクッキーを買って下さいと集まってきた。教会のボランティアかな。。。私も一つ頂く。凍る道でちょっと固くなったクッキーを食べながら街を歩いた。

スイスへの行きの飛行機の中で、映画を見た。「チャーリーとチョコレート工場」英語で台詞は殆ど解らなかったけれど、言葉は無くても切ない気持ちはちゃんと伝わるんだね。帰りの飛行機の中でも映画を見た。今度は邦画。子供が出来なくて家を出された女性が、田舎の施設で一生懸命生きてる話しだった。えらく時代錯誤のテーマだわねと思いながらも見てたんだけど、彼女は結局事故でなくなる。知らないうちに涙が出ていた。「なんで亡くなる訳?」そんな事を思いながら、そのまま少し眠った。

私の隣にはスイス人のおばさんが座っていて、目が覚めた時アイスクリームを渡してくれた。「あなたが眠っていた時、機内サービスが有ったので、もらっておいてあげたのよ。どうぞ」といって渡してくれた。そして、「あなたさっき映画を見て泣いていたわね、悲しい映画だったの?」と、多分こんなような事を身振り手振りと英語で話しかけて下さった。私も身振り手振りで答えて、うなずいて、ちょっと恥ずかしくなって、照れ笑いをする。おばさんも少し笑った。それから、少し柔らかくなりかけたアイスクリームを頂いた。すこしだけしあわせな気持ちになった。